不登校になった人間の先とそこにあった福祉

“教育委員会は大ウソつき” 15歳男子生徒が自殺 埼玉 川口 | NHKニュース

 

学校に行かなければよかった。10年経った今でも思う。

私はただ転校をした先で学級崩壊が始まり、カーストの下になってしまった生徒であった。小学校誰も知らない場所から来ると相手の立ち位置を知る時間などない。そうして過ごしているうちにいじめにあった。体育が出来ないからである。私はいつでも運動会と文化祭は撤廃すべき派だ。誰かの犠牲を必要とするイベントなんてあって許されるものではない。そうして文化祭で力尽きた私は不登校になった。フリースクール高卒資格を得るために私立に通った結果、金銭的な負担が多く、家計を圧迫し家庭内も荒れた。この間紹介された福祉サービスなんて青少年相談センターくらいだったが、カウンセラーに怒鳴られたり、言ったことを否定されたりと散々な目にあった。卒業後は就労移行支援に通ったが、酷いパワハラを受けたので私も福祉に対する不信感は強い。もう加害者そのものに加えて、周囲にいた大人達の純粋な冷たさとか悪意に疲弊した。得るはずだった知識よりも失ってしまった人への信頼感が、社会というものにも希望を見出せなくなくするのである。学校とは社会の縮図を語るのであれば、法でしっかり加害者を裁くべきなのだ。